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乳癌や他の癌でPET検査をオーダーする時、「それは保険が通らない」と言われたり、「保険、通らないかも」と迷ったりしたことはないでしょうか？ FDG PET検査は、日本では早期胃癌を除くすべての悪性腫瘍に公的保険の適用があります。必ずしも病理で「癌」が確定していなくても、臨床診断だけでOKです。 でも保険審査は厳しい･･･それは、PEの検査が高いからです。 従来の検査よりも小さな癌を見付けることが出来る、大変優れた検査ですが、多くの方に公費でどんどんやってしまったら、利益よりも不利益（＝税金を払う私たちにとって）の方が大きくなってしまう可能性があります。 ※PETをすることで得られる利益とは、「癌」の場合は、「生存率が上がる＝生存期間が延びる」を指標とすることが多いです。 つまり、検査によって生存期間が延びる＝社会で活躍できる時間が長くなる＝その分、社会に貢献・還元できる、ということです。 ※多くの場合、この「利益」が明らかである検査や治療のことを、”エビデンスが確立された”と言います。 PET検査は約10万円かかります。 公的保険が適用されると（3割負担の場合）、患者さんの自己負担は3万円、残りの7万円を公費がカバーしてくれます。 保険審査（PET検査の後で行われます）が不合格！保険使えません！となったら、この7万円は病院の持ち出しになります（大変、、、）。 保険審査は、自治体ごとに審査の先生が行い、状況も自治体によって異なるのでこうすれば必ず通る！ということは一概には言えませんが、普段から、「よくない（グレーな）使い方はしない」ことが大切だと思います。 保険適用があるのかどうか、迷った時はお近くの画像診断医（放射線科医）にご相談下さい_(._.)_ #PET #保険適用 #乳がん